バベル
先日 遅ればせながら 『バベル』を観ました。
ず〜ん、と重い気持ちがみぞおちのところに残りました。
でもそれは、気が重いとか、暗いとかの重いではない感じ。
それでいて どこかすっと穴が開いて そこから
光が射すような さわやかなような気配もしたり。
でも、それが光なのか、広がるものなのか、わからないような
不安感もあり・・・といった感じ。
ただ、ひさしぶりに映画らしい映画を観たな、と思いました。
映画らしい、とは、映画のチカラを感じること、です。私の場合。
これが、映画のチカラだな、と 最後の方で何度か思いました。
ヒトが極限の状態に追いつめられて叫ぶのは、
体のチカラすべてを使って叫ぶのは、
自分ではない誰かを“助けて”と いうこと。
でも、それは ひいては
(誰か)(自分を)助けてという悲痛な叫びであるのかもしれないし、
人類全体のまたは私たちをとりまくすべての叫びなのかもしれないし。
救済なのかもしれないし、絶望なのかもしれないし。

