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マッハな日曜日

今日は 用事から用事へと走り続けた1日だった。

結局、ケータイは 前に使っていたものを修理して使うことにした。
ここにたどり着く迄に 時間と気力と体力と少々のアタマを使い、
その上 想定外のお金も使うはめになり、もう、わたしは へとへとだ。
ふだん ケータイのメールもせず、電話をして受けるだけ、の道具で
意識もしないため、しょっちゅう、あちこちに忘れて来る。
なので、なおさら、そのケータイにこれだけのもろもろを消耗したことに
あぜんとしてしまうのだ。
ともかく、再び、戻って来たケータイとは  
最低でも向こう1年間はおつきあいすることとなる。
今日は しみじみとケータイを見つめてしまったことよ。

そんなこんなで、たてていた1日の予定が ずるずるとずれ始め、
そうすると、こんな時に限って 何かにもてあそばれているように
いろんなことが うまくかみ合わなくなってくる。
時間短縮のため、予め予約しておいたはずの品物を間違えられたり、
それに加え担当者が休みで 確保してあるのか、在庫があるのかさえ
わからないことになってずいぶん待つことになったり、
各駅しか止まらない駅に向かうのに しかも本数が少ない日曜日に
立て続けに 特急、急行がきたり、
急いで買い物を済ませて 店をでて、駅まで小走りでたどりついたところで
追加の買い物を頼む電話がかかってきて、急いで引き返したり。
ああ、予定では もう、あそこにいるはずなのに、とか
あれをしているはずなのに、と 残された用事と時間を思うと
じわりと汗がでてくる。

あっぷあっぷした気持ちで電車に飛び乗って、
ドアのガラスのおでこをつけて思わず大きなため息をついた。
ほっとした感じのじゃなく、もう、いやっ!っていうヤツを。
くさる気持ちを振り払うように 高台を走る電車の外を見ると 
みごとな夕焼けだった。
そして、紫とピンクのうねるように広がる雲のグラデーションの下に
くっきりと大きな富士山が見えた。
その光景は はっと息をのむほどの美しさで しばらく眺めているうちに
すぅぅっと ココロが落ち着いた。
今度は 思わぬ得をした気持ちになり、これも番狂わせのせい、と考えると
まぁ、こんな1日もありか、と思えた。

そのあと、いくつか用事を済ませ、
私が“美の先生”と決めているヒトにお会いした。
美しいと思うもの、その価値はヒトそれぞれだけれど、
自分がこれ、と思うものをまっすぐに選び取ることができるヒトは
意外と多くないかもしれない。
ヒトの意見に左右されたり、後追いの先越し、のようなことをしたり。
実はそのもの自体を見ていないこともある。
そのまわりのアクセサリーで評価していたり。
私は 彼の 大げさなようだけれど 自分の魂ひとつで
立っているようなところが 好きで
モノやヒトに対しての 深い思いやりが好きで
だからこそ、じわりと胸に広がる 口数の少ない彼のコトバのひとつも
漏らさないで聞きたいと思っている。

束の間、心の浄化をしたあと、
編集の方とごはんを食べながら 打ち合わせ。
味わう、ひねりだす、味わう、ひねりだす、を繰り返しつつ
なんとか、形がみえた頃に デザートがやってきた。
まぁ、ともかく ひと安心。あっという間に 日曜日が終わった。