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キッシュ物語

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キッシュの本の打ち上げをしました。
そして、はからずも増刷おめでとう会も兼ねる事に。
ついでなので、クリスマス、忘年会、新年会までまとめる勢いで
楽しく乾杯。

ロマンチックでいい香りのずっしり重いブーケをいただきました。
大好きな色合いの上、好きなお花ばかりで うっとり。
一気に パリ〜〜〜な感じ。

みんなと久しぶりにゆっくりお話しできてうれしかったです。

カメラマンさんのお友達の方が『Quiche』の本を買って下さって、
ある日、その方が別のお友達のお家に遊びに行ったら
見たことあるキッシュがでてきて
ん!!!????と思ったら、
その遊びに行った先のお友達も本を買ってくれていて、
本を見て作ってくれていたそうです。
うれしい、楽しいお話!!

この日はみんなとゆっくりおしゃべりしたかったので、
テーブルから離れなくていいメニューで用意しました。

柿とハモンセラーノ、ルッコラセルバティカのサラダ
好みで ゴルゴンゾーラドルチェをのせてもらいながら。
柿と生ハムは好きな組み合わせのひとつ。そしてここにちこっと
ブルーチーズの風味をたすのも好きなのです。

バーニャカウダ 
お野菜いっぱい。里芋、秋田のおいしい人参、カリフラワー、芽キャベツ、
アスパラ、おいしい蕪、赤ピーマン、セロリ、アンディーブのロッソなどなど。
でも、ソースに点火したら、点火剤の炎がぼうぼう燃えすぎて
危険な状態に・・・! 
怖い感じ?やばい感じ??とみんなでちょっと焦りつつ、
火事になるといけないから・・・・。早く食べちゃおう!ということに。
だって今、火事になったら、何も食べられないことになっちゃうじゃん!
ってみんな、ノリがよすぎます。(笑)
危険を顧みず、バーニャと戦いました。

それから、カスレ!

デザートは レッスンでもやった
カシスの軽いアイスクリーム。フランス大使館の方にいただいた
ミルティーユのリキュールをかけて。

カスレは、ひさしぶりに作りました。
この日のために、仕事の合間や、寝る前にこつこつ仕込みをしていました。
お豆を2日間浸水させ、2時間煮込み、
鴨肉は1日マリネし、2時間かけてコンフィにしました。
当日は合計3時間、オーブンでじっくり焼き上げたのです。

TAMAGAWA の表紙でご紹介したカスレ鍋で作るのですが、
昔のヒトもこんな風に、1日の流れの中で
日々の仕事の合間に(多くが農作業)
じっくりゆっくり、気長に火を通していたのだろうなぁ、と
ぼんやり思いながら、
当日のメンバーの顔を浮かべながら料理していました。

昔はきっと、火にあててさえいれば、
オーブンに入れっぱなしにしてさえいればできあがる料理、というのが、
ある意味、便利だったのだろうと思います。
でも、今は、生活事情も変わり、
じっくりする料理なんてやっていられない、ということになり、
本来だったら、その方が楽だったはずのことが、
意識が180度かわっているのが、不思議な感じ。

でも、どちらにしても、
料理の楽しいところは、こんな風に
食べてもらうヒトたちのことを、思える時間がもらえること。
そして、それが、
私はやっぱり料理が好きだなぁ、と思うことのひとつです。