パリで作るごはん−1
パリ滞在は3日間だけでしたが
一晩だけ、お部屋でごはんを作りました。
キッチン付きだったもので。
散歩をしながら、お店をのぞきつつ、
おいしそうな素材を見つけながら夜ごはんのメニューを考え
調達していきました。
チーズ屋さん、八百屋さんや果物屋さんをまわっていると
あれもこれも食べたい!とわくわくしてきますが、
一晩で食べ切らなくてはいけないので、選ぶのがある意味つらい・・・。
そこで、まずは、いんげん!
フランスのいんげんはすごくおいしい。
なんていうのか、甘くて味が濃くてほくほくして
もう、コレ、どうなってるの?という感じ。
でも、いんげんの、この“おいしい!”を味わうには
実は茹で加減が決め手。
この辺りは、パリのコルドンでみっちり鍛えてもらったこと。
初めの頃は、付け合わせのいんげんを茹でるのに
何度やってもシェフの合格点をもらえず、
こんなことですらできないのか?私は・・・と落ち込みました。
家では、祖母も母も、
青ものはしゃっきり歯ごたえを残して茹でること、
そうできないヒトは性格もそういうずるずるぐずぐずしたヒトに
思われるのよ!!とさんざん言われ続け、
青ものを茹でる、ということは私にとって
なんというか、こう、ぐっ、とお腹にチカラの入るコトだったのですが
フランスでも、そのクセが抜けず、いつも、どうしても
シェフの認める茹で加減より 早く上げてしまうのです。
ある時も同じで、味見したシェフに
“誰がサラダを作れと言ったんだ?”と
言われたときは、か〜〜〜〜〜っと身体の真ん中が熱くなるほど、
悔しかったなぁ。
そんなことを懐かしく思い出しながら
茹でました。
我ながらばっちりの茹で加減で 一人悦に入るほど・・・。
あの時、シェフが教えてくれたことは
本当にその通りだったんだよなぁ、としみじみ思いました。
ゲランドのお塩とオリーブオイルだけでいただきましたが
それが、贅沢!と思える程、フランスのいんげんはおいしいのです。
もう、もう、夢中でばくばく食べてしまいました!
なので、この晩は、これが“メイン”料理。

