パリで作るごはん−2
お教室ではよく生徒さんにお話ししますが、
私が行った頃はちょうどシェーブルチーズがおいしい季節。
なので、この時期、フランスに行ったら、ぜひ、逃さず食べたいのが
シェーブルチーズ。
山羊や羊は春に子供を産み、この時期は子育てのために
おいしいミルクをたくさんだすから、
そのミルクで作るチーズもおいしい、というワケ。
なので、今回はフレッシュなモノをチョイス。
野生のルッコラに“ぺちゃ桃”(ぺちゃん、とつぶれたような形をした桃)
そしてこのシェーブルに生ハムも添えてサラダに。
茹でたいんげんとフレッシュなサラダ、野菜をたくさん食べました。
パンはラデュレのレーズン入りのもの。
・ ・・幸せすぎます。
桃を選ぶ時、今晩食べたいんだ、と言うと、間髪を入れずに
食後に? じゃ、熟したのにする?とすかさず聞いてくれる
果物屋さんとの掛け合いも、すごくうれしい気持ちになります。
フランスの専門店で働く人は、何でもないような街角のお店でさえ
本当にプロフェッショナルが多いな、と
こんな何気ないことにも思うのです。
チーズも同じ。
超フレッシュがいいなぁ!と言うと、ちゃんと
見て比べて、選ぶのにアドバイスをしてくれます。
桃にしろ、チーズにしろ、
え〜〜〜、こんなちっぽけな安いもの
1ヶとか買うだけなのに、そんなに一生懸命に悪いよ〜と
恐縮してしまうのですが、もちろん、すごくうれしい。
だから余計に大事に食べようと思います。
ほうれん草やルッコラなどは、葉っぱごと
カゴなんかに ばさっと入っていて
自分の好きなだけ買える所が多いのですが、
前に、マルシェで、おばあさんが、ほうれん草の葉を
1枚1枚チェックして、えんえんと選んでいるのを見たことがあります。
でも、お店の人ももちろん文句も言わないし、
選んでいるおばあさんも、お店がどんなに混んでこようと
おかまいなしです。
たまにお店の人ににこやかに話しかけたり、
ほかのお客さんにひとことふたこと話しかけたりして、
ゆっくり自分のペースで選んでいました。
売る人も買う人も食べることに一生懸命な国だなぁ、と
つくづく思うのです。
なんだろうなぁ。
何が違うと、国の全体がこう、違ってくるのだろう????
でもなぁ。
私なんて、ほとんどヴァカンス気分で行ってるから
ゆったりしてええのう、と思えるけど、
これが仕事での仕入れの買い物だったら、
きーーーーーーーーぃ!早くしてぇ〜〜〜〜〜〜!!と
思うに違いない。(笑)
だって、えんえんレジに並んで待たされて、
それがなぜかと言うと、一番前のヒトとレジのおばさんが
話してる飼い犬の話が終わるのを待ってるから、なんてこと
珍しくないもの。
でも、後ろに並んでいるマダムもムッシュも
子供もおじいちゃんも
みんな、し〜〜〜〜〜〜ん、とおとなしく待っているので、
すごいな、と思います。
誰も、ちっ、とか、わざとらしくため息ついたりとか、
貧乏揺すりしたりとかしないものなぁ。
やっぱり、
どういう教育を受けてくると、ああなれるのかなぁ、と
思うのですよ、私は。
見習いたいところです。

