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2010年08月25日

スペインのヌガー

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ずいぶん前のことになってしまいますが・・・。
スペインのお土産でいただいたヌガー。
とてもおいしかったのです。

ヌガーのようなものは、日本では、今のところあまり定着していないモノかも。
私のヌガーとのはじめての出会いはフランスで。
パリで食べた時は正直、ふぅ〜〜〜ん、と思っただけでしたが
本場モンテリマールで食べた時は
何これ、おいしい!と思ったものです。
そりゃ、名産品になるわね、みんな好きなのもわかる、と。
そういえば、
道のあちこちで、小さな日よけをつけた屋台で売られている様は
とてもかわいかったのですが、
(ピンクやミント色、黄色いもヌガーもたくさん見かけます。
それが並んでいる様は、南仏の明るい雰囲気にも合っていて
それだけでもかわいいのです。)
その時はなぜだかとても不思議な気もしました。
屋台でも売るモノなんだ・・・と思って。
まぁ、日本の屋台で焼きそばとか、お好み焼きを売っているのを
ヨーロッパのヒトが、へぇぇぇぇ!という感じで見る感覚でしょうか。

それ以来、なんとなく、ヌガーは本場で食べないと
おいしいものには出会えない気がしていたのですが、
いただいたこのヌガーはかなりおいしかったのです。
なんだろう?フランスのおいしさと違う、おいしい何か。
テクニック的にはきっと、モンテリマールのものと違って
卵白を入れないのでは?と思うのですが、
何より、スペインの太陽がすばらしいアーモンドを作るのだろうなぁ。
まずそれがいちばん大きくて、あと、土地で伝わった伝統的な作り方に
なが〜〜〜い間の蓄積、というか、
そういうモノがみちっ、みちっ、と詰まってきたのだと
思わずにいられません。

たまに、
まぁ、おいしい洋菓子なんかも、ほとんど食べたなぁ、
と思ったりしてしまうことがあるのですが、
本当に反省します。
こういう昔から脈々と人々の間に
伝わっているモノには、もう、本当に敵わないのですねぇ。

ところで。
タイミングよく遊びに来た甥っ子弟に出してあげました。
彼は、見慣れない初めての食べ物には警戒心が強いので、
はじめは、おそるおそる、という感じで角っこをかじりました。
でも、すぐに、これ、なぁに!?すんごくおいしい!!と言って
あっという間にぱくぱくっと残りの3かけを食べたので
やっぱり、おいしいものって子供でもわかるんだなぁ、と感心しました。
おそるべし、おいしいもの。

すかさず、
スペインで作られているお菓子だというコト、
フランス語ではヌガーというコト、
アーモンドをすりつぶして作るのだというコトを
教えてあげました。
目を大きく開けてきらきらさせながら、うんうん、と聞く甥っ子弟。
これが、彼の中で、ヌガーの基準として
記憶として残っていくことを思うと
これまた感慨深いです。
だって、子供の頃に初めて食べた
衝撃的なおいしいものって、
大人になっても
それを超えるものに出会えることは、
なぜだか、あんまりないから。

彼にはまだ、わからないだろうけれど、
何年か何十年か経ったとき、ふと、
そうだ、そういえば、あの時のあれ・・・
と、思いだす時がくるのだよ。
もしかしたら、それは、大人になってスペインに旅行に行った時
アンダルシアの真っ青な空を見上げた時かもしれないし、
はたまた、将来、無類のお菓子好きになっていて、
“もう一度食べたい”と、これを求めて旅をするかも知れない。

その時に彼がもう一度、このヌガーに出会えるかはわからないけれど・・・
でも、きっと、スペインのどこかで、
このヌガーは変わらずに淡々と作られ続けているのだろう、と
私は思うのです。信じているのです。

そんなコトを思うと、私のココロの中の小さな灯火は一瞬、
ゆらっ、と炎を大きく揺らします。
自分の目指すものが、もわりとしていた分厚い霧の合間に
一瞬でもはっきり見えたかのように思うのです。


Mさん、すてきなすてきなお土産をありがとうございました。

2010年08月16日

青い空の下で

8月になると、やはり、
戦争でたくさんの命がなくなってしまったことを考える。

くやしかったろう、悲しかったろう。
それを思うと時々、震えるほどやるせない気持ちになる。

でも、こんな風になるなんて、若い頃の自分からしたら、
思いもしなかったこと。
もちろん、戦争のことを学んだ時には、
亡くなった方々やその遺族の気持ちを思って涙したけれど、
それとは違う。
そう思うようになったのは、たぶん、
私が、少なからず、人生の楽しみを味わえてきたからだと思う。
家族の優しさや、何でも無い毎日の中の笑い、
人と心が通い合った瞬間、
何も言わなくても気持ちをすくってくれる友人の存在、
思わず涙が出るほどの美しい絵画をじっと見つめられる喜び、
知らない国の街角でその美しさに、
電気が走ったかのような感動をおぼえること、
旬のおいしいものを味わうこと・・・。

人生の喜びは、日々のなんでもない時間の中にあって
それは薄い紙片のようではあるけれど
ふうわりふうわりと重なっていくものなのだとしみじみ思う。
重なっていくもの、でなく、重ねていくもの、か。
小さな紙片は 自分が大切と思って扱わなければ
すぐにどこかに紛れてなくなってしまうもの。

夏になるたび、
理不尽に命を奪われた人々のことを強く思うと、
日々、躍起になってつらつら文句を言っていることが
なんだかもう、どうでもいいことのようにさえ思えてくる。
もちろん、その中には、大事なこともあるのだけれど、
あの悲惨さに比べれば、と思ってしまうのだ。

あったものがあっさりとなくなってしまうこと。

私は、といえば。
去年、今年と、たて続いて
身近な大切な人がこの世からいなくなってしまった。
目の前で、命の灯火が少しずつ小さくなっていくのを
どうにもできず見ているしかない喉の奥がつまるような苦しさ。
一瞬でかき消されてしまうつらさ、
じわじわと迫って来る別れのつらさ、
悲しみのベクトルは違うけれど。
見送るもの、残されるもののつらさは、何度味わっても
慣れることはできない。

生きて死んでいくとはどういうことか。
抜けるような青空を見上げて考えます。

2010年08月13日

脳みそ

最近の私は“脳みそ”にとても興味があります。

脳の不思議なところは、考えるほどにたくさんでてくるのですが
その中のひとつが、心は脳なのか??ってこと。
ちょっと前からもんもんと考えていたのですが
ここのところ、時間ができて
モノの本を読み始めたら、
手元にある2冊の本では、割りと初めの方に
“心は脳です”とあっさり書いてあり、なんか、拍子抜けしました。

あっさりしない導き方を求めるなら
哲学とかからアプローチすればいいのかしら?
ま、あんまりもんもんとしていると、理解できる自信がありませんが。

でも、じゃぁ、
脳を持っている生き物すべてが心をもっているのか、と
いうことを考えると・・・不思議です。


あ、ホヤは成長すると岩にくっついて移動しなくなるため
脳が必要なくなり
自分の脳を自分自身で食べてしまうそうです。
思い切りがいいなぁ。

2010年08月10日

『QUICHES』 テレビ出演します!

といっても、『QUICHES』の本だけが、です。

北海道放送の情報番組でご紹介いただけるそうです!
放送は 8月11日 15時前後 とのこと・・・。

北海道の方、ぜひ見ていただけるとうれしいです。

というか、北海道には、キッシュ作りに必要な材料がたんとあるだけでなく
いずれも、とても良質のものがそろうではないですか!
バターに牛乳に生クリームにチーズ!
あ、北海道産の粉もいいもの!!
く〜〜〜〜〜!うらやましい。

北海道の皆さんにもぜひ、作ってみていただきたいなぁ。
そんないい材料で作ったら、それだけで
かなりおいしいのだろうなぁ、と妄想中・・・。

2010年08月05日

夏の思い出

昨日の放送を見てくれた友人、知人たちが、
早速、夕飯に作った!とか、
(まさに、きょうの料理やぁ〜〜〜〜)
明日作るぜったい!とか、
8月中に雑誌のレシピはぜんぶ作る!とか言ってくれて
とても嬉しかったです。
ありがとう〜〜〜〜。

“カンペ、見すぎ!(笑)”とか、
“左側にカンペでてたの??”とか
するどいつっこみも・・・。

でもみんな一様に、
まぁさ、テレビはさぁ、かなり太って映るって言うからねぇ・・・。と
お茶を濁すのだけれど、
でも、声は大丈夫だったよ!と
明るくなぐさめてくれるのでした。
こ、こ、声って・・・。
し〜〜〜〜ん。

でも!
やさし〜いお心遣いに感謝・・・。
今日からも、こつこつがんばって参ります。

2010年08月04日

きょうの料理 のオクラレシピ

4日に放送していただく『きょうの料理』では
オクラのお料理を作らせていただきましたが
こちらが、前にブログで書いた
調味料が少ないのに、どうしてこんなにおいしくできるの???と
雑誌やテレビのスタッフの方々に言っていただいたレシピなのです。

特にオクラと海老をさっと炒めた料理はシンプルです。
ほんのちょっとのコツで楽しめるおいしさが、伝わるといいなぁ・・・。

私の容姿はともかくとして・・・。(涙)
お料理は一生懸命作りましたので
参考にしていただけたら、とても嬉しいです。

新しい本の撮影

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先日から新しい本の撮影が始まりました。

撮影日を飛び飛びに設定していただいたので
よかった・・・。
いつも、材料の買い出しで3−4回往復するのですが
この日差しの中、重い荷物を持って歩いていると
アタマがくらくらしてきます・・・。
なので、贅沢な余裕のある日程にしていただけて
とてもうれしいです。


今日は、ぎっくり腰か!?という瞬間があって
ひやっ!としました。
気をつけて過ごさなくては・・・。
今、ぎっくりしてしまったら
お仕事のヒトにご迷惑をかけることになるので怖いです。

そんなワケで元気をチャージするため、
お昼はうなぎを食べました。
うなぎはやっぱりおいしいなぁ。
って、切迫感がないかもしれませんが・・・。

でも。
身体がなんとか元気でも、気持ちも元気でないといけません。
ああ、なんだか気分を変えたい!
ひとりででもどこか行ってこようかなぁ・・・と思っていたら
オトモダチから旅行のお誘いがきました。
なんて、すばらしいタイミング!!
しかも、誘われた日が、そこだけ、本当に見事にそこだけ
ぽかっ、と連続して空いていたのです!!
ああ、神様仏様、ありがとうございます〜〜〜〜。(涙)
気分転換のチャンスをあげるから、
そのかわり、謙虚にまじめにがんばりなさい!ということなのだなぁ、
きっと。

即、行きます!と前のめり気味に返事しました。
真夏の旅行なんて、すごく久しぶり。
いつも暑いのが嫌で、夏は家に閉じこもっていたので。

さあ、その日を楽しみに
明日からも はりきってがんばろう!!

2010年08月02日

きょうの料理 に出させていただきます・・・


8月4日放送のNHKさんの『きょうの料理』に出させていただきました。

すご〜〜〜〜〜く、挙動不審な(?)私が見れると思います・・・。
撮影後、VTRを見せていただき、本当に久しぶりに
ものすご〜〜〜〜く 落ち込みました・・・。


でも!!
お料理はおいしいと思うのです。
オクラのお料理を4品ご紹介しました。
撮影後、スタッフの皆さんに試食していただいた時も
みなさん二度三度とおかわりしてくださり、
私の折れそうな心もなんとか、折れずにすみました。(涙)
ありがとうございました。
冷や汁がいちばん人気でした!

先行発売されている雑誌では、テレビでご紹介しきれなかったレシピも
載せていただいています。
とてもかんたんなので、ぜひぜひ見てください!


あ、今は、収録時より10kgほど痩せています。
・・・・なんて、嘘です。すみません・・・。はぁぁ〜〜〜〜〜。


2010年08月01日

ラディバター

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ちょっと前の話しですが・・・。

いつもお世話になっているMさんのお家に遊びに行きました。
その時の ラディバター。
ラディッシュにバターとお塩をつけてぱくん、と食べるのです。
フランスでは、この組み合わせ、好きなヒトが多いのです。
ラディッシュの辛みをバターがやわらげてくれます。
で、フランスではバターというと、だいたい無塩バターのことを指すので
お塩は好みでつけるのです。
さすが、ココロはフランス人のMさん!
ラディバターにも、さりげないすてきなおもてなしにも
その気配が漂っていました。
このあと、とてもおいしいクスクスもだしてくれたのに
写真がない・・・
わ〜〜〜い!!と飛びついて食べたからですな。
というか、しつこくおかわりした記憶もあります・・・。

デジカメの写真を整理していて、なにこのすてきな写真!と思ったら
この日の写真でした。(って、いつから整理していなかったのか・・・)
ちなみにこの写真、一緒に行ったカメラマンさんの真似をして
同じ位置で撮ったので、さらにステキ度もアップ。
さすがだなぁ〜。

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